ヘンデル(2)オペラ"セルセ”

この透明な歌に耳をすましてごらんなさい。ロマン派のベルデイなどと別の世界からやってきた人声のように私にはきこえます。そこでドラマが繰り広げますが、それもロマン派とは違った世界の出来事に感じられます。違った世界から響いてくる世界です。だから物語も我々の話と違っても当然です。そこに違和感を持ったら、ヘンデルとは違った世界の住人、聞いても無駄でしょう。われわれとは別世界の出来事が繰り広げられるのが当然ですから。あなたが、買って現在とは、別の世界に住んでいたこともあるのを知りたいと思わないのなら。たとえ聞いて貴族という今ではない、別世界の品位を持つ世界の出来事が展開しているにしても。それは音楽で示されるから、映画ほど違和感なく展開しますが。

我々に最も身近なヘンデルの作品に「器楽曲」のありますが”ラールゴ”がありますが
この曲の元はオペラ「セルセ」にあるアリアです。そこで歌われるアリア「みどりの木陰がこんなにも」が”ラールゴ”の原曲です。そ静かな美しさ、透明さはヘンデルの歌の透明さをよく現しています。ラールゴは勝利の場面でしばしば使われる

からみなさんも一度は聞いたことがおありでしょう。これこそヘンデルのイメージを表す代表作で。彼の特徴を示す名曲です。
これが常識ですが、彼の曲を数多く聞くと、かならずしもこんな穏やかなメロデイーではありません。むしろ前記「ジュリアス:チェザーレ」のように激しいドラマチックテイックのようなオペラが多く見られます。「テオドーラ」はその例でしょう。

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