善本知孝のブログーOpera-Crasy

アクセスカウンタ

zoom RSS ワグナー(3)さまよえるオランダ人@ティーレマン:東京

<<   作成日時 : 2018/12/07 10:48   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

ゼンダという純な乙女の話はこのオペラで3かいみたが、単純すぎてわかりつらい。もっている3種のDVDの内うち、テイーレ-ルマン指揮が2通りあり、どちらもゼンダはわかりづらいるが、そのうち、上野文化会館での公演が全体として抜群に優れたもので、この方がゼンダは理解しやすかった。演出は古典的で普通だが。

「さまよえるオランダ人」は寓話として有名であり、ハイネのものがしられている。それは「決して港に着くことができず考えられないほど昔から今なお海上をさまよっている、呪われた船の物語である。

私(ハイネ)がアムステルダムで見た作品は、この寓話にもとづいている。寓話を紹介すると「また7年経って、哀れなオランダ人は、はてしない旅に以前より以上に疲れて陸地に上がり、出会ったスコットランド人の商人と友情を結び、彼から非常に安い値段でダイアモンドを買い、相手に美しい娘がいると聞くと彼は彼女を妻にと望む。この取引も成立する。
中心は2幕。スコットランド人の家。少女は控えめな気持ちでを花婿を待っている。彼女はしばしば,悲しそうに、部屋にかかっている傷ついた大きな絵を見ている。この絵には、スペイン風のオランダの衣装を着た立派な男が描いてあった。それは昔からの遺産で、祖母の話によると、「さまよえるオランダ人の忠実な模写」で,100年前オラ二エのウイルヘルム王時代にスコットランドで彼に会った人がいるということだった。その絵には、「家庭の婦人たちはこのモデルの本人を警戒しなければいけない」、という警告がついていた。
まさにそれゆえに、少女は子供の頃からその危険な男の表情を憶えていた。いま現実に「さまよえるオランダ人」が部屋に入ってきたので、少女は驚いたが、それは怖かったからではない。−−−−

この絵は少女とオランダ人の関係を暗示し、オペラの筋を導く役をする。少女つまりゼンダは主役だが、オランダ人は主役ではない。ティーレマンが2013年、バイロイトでこの曲を振っているが、kおのときのグロガーの演出は奇抜過ぎ。現代風の背広姿の船員が在来の舞踏会の女性代わりに登場するが、この舞台ではなじめなかった。むしろ1998年の東京での公演の古典的な演出のゼンダ女性群に圧倒される。これもテイーレマンの指揮だが、極めて伝統的な演出なので、日本人の好みにあっているのだろう。
この絵を中心に絵を眺めるゼンダを囲む娘たちの合唱の方が上記背広姿で表現される水兵よりずっと迫力がある。娘たちが
「からからころころ、可愛い車、元気にまわれ ぐるぐる回れ、」とうたう合唱は大変魅力的だった。このあとでオランダ人とゼンダがであうのだが、この場面の魅力が強くオペラをひきたてている。上に述べた絵にある男が現実にオランダ人として登場するのが、オペラの中軸をしめるのだが。
オペラは気持ちの悪いオランダ人が主役というものの。ストーリーに流れているのは歌が全体を通じてながれているのがつよい印象を与え、如何にもワーグナーの初期オペラらしく、好感がもてる。その意味でもグロガーの演出はなじめない。東京の公演がよい。

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
ワグナー(3)さまよえるオランダ人@ティーレマン:東京 善本知孝のブログーOpera-Crasy/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる