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zoom RSS ワグナー(2)「名歌手」のA、トリスタンと比べて

<<   作成日時 : 2018/11/12 11:26   >>

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この曲には「トリスタン」という言葉がしばしばでる。そこに展開するのは「歌合戦」ではあるが、総じてみると、主役はエヴァであり、騎士であるから、つまり、騎士がトリスタンで、エヴァがイゾルデと感情のためにいなおおうなくえられなくはない。チャンバイの著書を久しぶりにあけてみたらこんな記載があった。
「名歌手」における愛は、人間に強制的に作用して、その人間から自由を奪うものとして経験される。
若い騎士ワルターは愛に服従してその要求うけいれるよう強いられていると感じるために「あなたは婚約しているのですか」という言葉を出す。これは自分の感情のため応なく否応なく意識させられる女性を彼が全力をあげて手中におさめなければならないという事である。ワルターはやむを得ず組合に加入することを志願し、歌い、詩作する。このことは、それ以外に目的がないのであって、これ以外に目的がないのであって、彼が最初から、いわば生来の詩人として音楽家であるように舞台の上で進行していくとすれば、事実の誤認なのだ。彼はオペラの進行にしたがって、そのように生長していくのであれば事実の誤認である。彼は愛があってはじめて、はじめてそこに到達出来るのである。換言すればやむを得ず彼は芸術家になるのであって、自由意志からではない。彼の芸術は、愛の虜となった人間に対してマイスターの歌を経由する進路以外の道は認めることのない、自然の力のはかりしごとからうまれのである。
以上はチャンバイの文からのいんようで、難解だが複読して理解するに値すると、私は思う。

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