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zoom RSS グルダのベートーヴェン(ピアノ・ソナタ)

<<   作成日時 : 2018/06/09 05:49   >>

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3-4年前、ベートーヴェンのピアノソナタを数組買ってほおっておいた。何気なしに、グルダのそれを聞いた,第二次大戦後間もない時期の録音で、評判になったが、余りにも早すぎて、馴染めなかったので、CDにしたものを全曲集めたがほおっておいた。最近ユジャ・ワンのラフマニノフやプロコフィエフに感心したので、グルダはどうだったか、気になって、聞いてみたら驚いた。ユジャ・ワン顔負けの速さでベートーヴェンを弾いていた。しかもべートーヴェンとして説得力があるのである。
若いころLPで聞いたバックハウスやルドルフ・ゼルキンをもっていたのでCDでかけてみた。華麗で美しいが、余りにも遅い。グルダと比べると、それでいて、グルダの方が説得力があった。こちらの方がべ―トーヴェン的だとおもえたほどだ。イン テンポでしかも猛烈なスピードで引いたものがベートーヴェン的にきこえる。ゼルキンのタッチは繊細でロマンチックとは縁が遠かったし、ゼルキンは当時、ケンプに比べ、ロマンチックには聞こえず。端正さが印象に残った。それと比べグルダはどうだろう。

グルダは一度日比谷公会堂へ聞きに行ったが、猛烈な速さで弾いて、「お前たちにはわからないだろう」と言われた、気がしたので好感がもてなかったのを、強い印象に残っている。今、巨人として目の前に現れた。

ユジャ・ワンのプロコフィエフやラフマニノフに好感を持ってしまった今、べートーヴェンをグルダのスピードできいてみて、ベートーヴェン音楽の新しい面に納得させられた。彼のピアノ・ソナタは決してテンポを崩さない。
トスカニーニさえ,テンポが揺れ、遅くロマンチックに聞こえる。グルダの方がすっきりして、表現には形態感を感じさせる。これこそベートーヴェンだとさえおもう。

有線テレビのクラシカで最近のベートーヴェン演奏家として知られる、ブッフビンダーの全曲演奏を聴く機会をえたが、タッチがグルダほど、シャープでなく、それがソナタをロマンチックにきこえさせるようにおもった。この方がロマン派初期のベートーヴェンに相応しいと思えなくはないが、やはりグルダのベートーヴェンに一歩譲る。グルダには未来を感じた。

今更だが、50年たっても彼は最高のベートーヴェン弾きである

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