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zoom RSS ワグナー6.指輪3、序夜「ラインの黄金」と第二夜「ジーグフリード」

<<   作成日時 : 2017/11/25 04:18   >>

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第二の楽劇長大化の原因は黄金を、つまり人間の欲望を原作の話題にとりいれたことだと私はおもいます。序夜「ラインの黄金」がそれです。伝説「ジーグフリードの死」には黄金の話題がありません。つまりここで別のオペラを作っていると私はおもいます。話が長大化するのは当然です。

黄金は権力の象徴として、話全体を通じてあらわれますが、序夜「ラインの黄金」で顕著です。ラインの川底で乙女が守っていた黄金を獣欲と引き換えにアルベリッヒが獲得するのですが、黄金は神の長、ヴォータンが城の建設のために使おうとおもいます。つまり彼がアルベリッヒから奪い、巨人の労働の代償として与えるのです。巨人の二兄弟は、それを奪いあい、ファフナーが勝って、大蛇になって隠匿します。黄金のままです。これが序夜「ラインの黄金」での話ですが、兄妹結婚で生まれたジーグフリートが、長い修行の末、これを奪還します。第二夜「ジーグフリート」の序幕ですが、ジーグフリートの人間離れする苦闘の話として紹介されます。
黄金の話は楽劇長大化の第二の原因です。つまり人間の欲望を原作の話題にとりいれたせいだと私はおもいます。伝説「ジーグフリードの死」には黄金の話題がありません。つまりここで別のオペラを作っていると私はおもいます。
黄金は「指輪」に作り上げられますが、ここで「指輪」は権力の象徴になります。人間の力が働いて、出来上がるものが権力の象徴になります。ここにも新しいワグナーの哲学が示されます。自然のままでは価値がなく、人為で、価値が出るという話として、第二夜「ジーグフリート」として楽劇化されます。ワグナーは人為が世界を破滅されるという思想を提供するため、「黄金」を指輪とすることで、楽劇長大化させていると思います。「ラインの黄金」を加工し人為をくわえて「指輪」とすることで、彼は思想を提示するので、楽劇は長大化したのです。

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