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zoom RSS トリスタンとイゾルデ(2)バイロイト:ポネル演出

<<   作成日時 : 2018/10/14 15:59   >>

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83年のバイロイト音楽祭は歴史に残る事件だった。ポネルの演出が歴史に残る優れたものだったからだ。コロとマイアーの組み合わせは何回もその後くりかえされたが、ポネルの演出はその後使われたのを私はしらない。ご承知のように、この作品は愛のお話だが、ポネルは冒頭、日本庭園のような作りで、岩石を3つ、小砂利の庭におく。序曲の間じゅう、白い雲がときおりかかるだけで、静的の世界を暗示する。第一幕の冒頭は中央に岩石が屹立し、場面が進むと岩石の小山は白い帆に変りそれは何時しか巨大な帆を暗示する。どろどろな愛の世界を予想した聴衆には予想外の導入で、愛が生半可の事件でないのを暗示する。
この導入部にボネルの天才を感じない人がいるだろうか。
イゾルデはマイアーだ。イゾルデの胸の内を示す、厳しい演技だ。トリスタンのコロが年下の亭主におもえてくる。
3幕は二つに分かれた大木を中心として事件としては扱われている。引き裂かれる二人の孤独が見るものにせ迫ってくる。ポネルの天才をまたも感じさせる。こんな舞台は誰が、恋人の別れの場面を暗示するのに使えようか。愛の深さは恋の強さとして示される。

バレンボイムの指揮も名演だし、コロとマイアーの歌唱も秀逸だが、以後この曲を見るとき、どうしてもポネルの舞台構成に思いがいく。この年の公演が後々語り継がれるだろうが、それはどうしてもポネルの演出と結びつくだろう。私はポネルの演出のLDを沢山もっているが、これは秀逸中の秀逸。
「トリスタンとイゾルデ」を見る人、語る人はこの演出をみておくべきだ。

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