ガイアの悲鳴(人の破壊は何時起きたか)

私が学生だった頃、55年も昔の話である。東大の理学部から武居三吉先生が農学部に地理学の講師でこられた。授業が嫌いで徹底的にサボっていた私だが何の気なしに聞いた武居先生の講義に惹きつけられ、15回全部聞いた。その中に人間の自然破壊の話があった。
先生が言われるには自然は修復力がある。少々破壊しても直してしまう。ところが、あちこち歩いていると、ここ数十年、人の破壊力が自然の修復力を上回っている。私はそう信ずるようになってしまった。このままでどうなるのか、私は心配している。そんな趣旨の話だった。こんな話今やっても笑い話である。自然破壊は公知の事実である。それが50年前1950年台には大学者が恐る恐る公言されたのだ。その方が恐ろしい。世界同時不況とまでは行かないが一部発展途上国の発展をのぞいて、成長が乗っ染めなくなった現況はガイアの悲鳴と聞こえなくもない。

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