伊豆の放射能シイタケ

伊豆にも大量の放射性物質を含む雨が降ったのでしょうか。放射性物質量を示す日々の数値をみていると伊豆に雨が特に多く降ったとは信じられないことです。
原材料であるナラ、クヌギが福島から運ばれたのであろうか。ナラ・クヌギは秋に伐採され、林の中に放置され乾燥させます。そこで雨に濡れたのかもしれません。でも3月11日以降だからそんなに長い期間ではありません。これも信じるにはデータ不足です。3月11日には伊豆の業者が買って運んでいたに違いない。その時は種菌のコマを原木に打ち込んで伊豆での生産を始めていただろうと私は推測します。
乾燥シイタケはしっかりした大きな物を使いますから、原木栽培が普通です。原木はデンプンの多い前年の秋に伐採されます。この時期にきるとナラ・クヌギは栄養豊富なのです。
いろいろ考えても伊豆でとれたシイタケに放射性物質が沢山あるのは、説明ができません。
伊豆の試験機関はどう説明しているのでしょうか。私には農産廃棄物(含シイタケ原木)のいくへなど管理できない状態にあると思います。
それにしてもシイタケをとった廃ホダをどう処理するよう現地では指導しているのでしょうか。そこに放射性物質がシイタケと同じくらいあると私は想像するからです。普通の廃ホダのように堆肥処理をしているのではないでしょう。そんな慣行に従ったのでは汚染がひろがります。廃ホダの行くえに迄目をひからせる余裕など人員削減の進んだ役所の人には不可能でしょう。

そういえば稲藁の汚染を1箇月前に論じましたが、コンバインで狩り集めた廃棄物の稲藁に放射能はなかったのでしょうか。あったらそれをどうしたのでしょう。
コンバインの稲藁もあって当然で、集めたあとのいくえがきにかかります。私的に聞いたことでは森林の落ち葉に異常な放射能があるそうですから、これも森林をそおうっとしておいたら無難でしょうが、落ち葉を家庭園芸につかう、堆肥など放射能の拡散に貢献しています。「森林はフィトンチッドの宝庫」などと言って、そこにはいっても放射能をもらうだけのことになります。

今の日本の状況では食品以外の放射能管理体制は殆ど無策です。
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放射線量マップ(10月日朝日朝刊から、このレベルの量は云々する段階ではない)

日本の農林業廃棄物のいくえについては20年間頭を痛めてきました。稲藁の有効利用や木粉のきのこ栽培など、は廃棄物利用と言えないほど巧妙なもので資源の有効利用として、目を見張るものもありました。さきのことですが、廃棄物の廃棄物は大抵土にかえります。それは3年後かもしれません。
先日世田谷で高濃度の放射性物質があったと新聞で読みました。伊豆のシイタケ栽培といい、そろそろ放射能の管理が物理関係者の手に負えない段階に入ったようです。放射能との付き合い方を変えねばならない段階にはいったようです。福島で作った橋や花火にキリキリするのは炊飯ものとなる段階です。

福島県以外の森が安全と言っては居られないのではありませんか。遠く離れた伊豆の山でも事件が起きたのですから。更に今後気づかれずゴミが広がり、中部地方、近畿地方に放射性物質が見つかることも有りうるでしょう。日本の現状ではゴミのトラックが深夜動くのは誰も監視していませんから。
この問題、福島以外の県人が無縁だと主張するのもおかしなことです。東北のガレキの受け入れを他県が拒否している以上に不自然です。
東電や政府の主張した原発の安全性神話をほとんどの日本人が信じていたことに、そして文明が電力依存の方向に向かうのを信じて疑わなかったことに事件の根源があったのですから、校庭の表層土やガレキ位引き受ける義務と若干のリスクを負う責任が福島以外の人にないとはいえないのではないでしょうか。
そろそろ廃棄物の流れに目をやって、現状の放射性物質の存在を把握し、諦めるべきところはあきらめ、人体への安全性の範囲で折りあうという、放射能リスクを自覚的に取り扱う時期に来ていると私はおもいますがいかがでしょうか。

この記事へのコメント

ikejy
2011年11月03日 17:22
静岡の茶葉から検出されるくらいだから伊豆半島に降り注いだとしても不思議ではないですね。

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