ヘンデル(3)全盛期「ロデリンダ」(H29)

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                          ロンドン「笑う観衆」                 
1719年,王を含めた貴族たちはオペラの興業会社・アカデミー・オブ・ミュージックをロンドンに設立しヘンデルが主役で、歌手集めを主にイタリアで行いました。集めた多数の歌手は人気を博しました。特にイタリアからのカストラート・セネジーノ、ソプラノのクッツオーネが大変な期待でロンドンにき、「オットーネ」を二人でやって、破格の人気となりました。1723年2月のことで、これは英雄ものでした。自作の上演をシーズンの目玉とするのは、今では考えられないことです。こうした作品は別記の通りですが、これらの中に200年たっても上演されているものがあるのは、ロッシーニと同様です。原作は有名なコルネイユ。1651年の作81651年作)
事件は7世紀。名作の誉れ高い{ロデリンデ」は1725に生まれ、これには新しいイタリアのテノール、ボロジーニが参加し、ヘンデルはそのため音程を変えたそうです。さらにその年の秋にはイタリアのソプラノ・ファウスティーノが参加し、セネジーノを加え、これら人気歌手に平等の機会をああてるたえめ、事前にアリアの数が調整されたと言われています。
ともあれ第一次アカデミー・オブ・ミュージックはヘンデルの創作力が最高に発揮された時代です。
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                                ヘイマーケット王立劇場             
ロデリンダ;ロンバルディアの王妃(クッツオーニがやる)
ペルタリッド;王位を略奪された元王、ロデリンダの夫(セネジーノがやる)
グリモアルド;公爵、略奪王、エドヴィゲの婚約者
エドヴィゲ;ペリタッドの妹
ガリヴァルド;トリノ公爵、ベルタリッドに敵意。
フラヴィオ;ベルタリッドの息子
ウヌルフォ;ベルタリッドの友人

15世紀の作、事件は7世紀ロンバルデイア地方で起きた。ミラノ公国の王位を父から譲られたペルタリッドから、ヴェネヴェント公爵グリモルドが略奪する。ベルタリッドは隣国へ亡命。変装し、死んだという噂をながし、ミラノにもどっている。
第一幕王宮
妻ロデリンデはペルタリッドが死んだものと思い込み、悲しみにくれている。グリモアルドが夫になると申しでるが拒否。トリノ公爵ガリバルトはグリモアルドがエドヴィゲとの婚約を解消すれば事態は変わる、と助言。実行されると、今度はガリバルドがエドヴィゲに求愛する。婚約を解消されて失意のエドヴィゲは自信を強め、自分を捨てたグリモアルドの凋落をまつ。ガリバルドの求愛の狙いは王の息子が小さいので継承権はエドヴィゲにあると予想したからだ。
ハンガリー服を着たベルタリッドはロデリンダの身を案じながら登場。
(墓)ロデリンダはわが子、フラヴィオに父の名が入った新しい墓をみせてやる。そこヘ変装した亡命の王ベルタリッドが登場し、懐かしさのあまり飛び出しそうになりのをウヌルフが止める。ここにガリバルトが登場し、フラヴィオを捉える。ロデリッドがグリアルモとの結婚を承諾しなければ、息子を殺すと脅す。彼女は結婚を承諾。これを聞いた先王ベルタリッドは嘆く。ロデリンダは結婚の条件として何とガリバルドの生首を要求する。
第2幕 王宮の広間
ガリバルドはエドヴィゲに「グリアルモが最早彼女を愛していない」といい、自分との結婚を要求。しかし彼女の態度がおかしいことから、まだ愛していると判断。
エドヴィゲはロデリンダと会い、「兄ペルタリッドだけでなく、自分もうらぎったグリアルモと何故貴女は結婚できるのか」kと詰問する。エドヴィゲは、かって愛していたグリアルモを今は憎む。ロデリンダは結婚の条件として、今度はガリバルドではなく、息子フラヴィオをグリアルモ自身の手で、面前で殺してくれという。今のままだと王位略奪者とけっこんできないという。怯むグリアルモ。
ペルタリッドがうろついているのをエドヴィゲが見つけ驚く。彼の帰還の真意が王位ではなく、家族への愛だと知って安心する。ロデリンダは帰還の事実をウヌルフから聞き、喜び二人は歓喜の抱擁をしているところを隣国のグリアルモがみて怒り、投獄を命ずる。ベルダットは「自分が王だ」と名乗るが、ロデリンダは咄嗟の思い付きでこの発言を取り消す。殺害につながるからだ。
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