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zoom RSS デセイの「夢遊病の女ーーゾンナ ブーナ」

<<   作成日時 : 2018/04/26 22:29   >>

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『夢遊病」はベルリーニ最高の傑作で、大変美しく、ロマン派を、ショパンを先取りしています。
この公演は2010年パリ オペラ座も公演ですから、デセイは40歳に近い年齢ですが、小柄で美人ですから、アップ時の顔の小じわも気になりません。主役がぴったりのデセイは名演です。
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私はもっと若い彼女を新宿でみたことがありますが、彼女のコロラトゥーラには圧倒されました。それに2005年に聞いたウイーン国立での「ホフマン物語」も名演だったはずですが記憶が曖昧なのは残念です。彼女だけでできているDVDを持っていますが、最初にヨハン・シュトラウスの「春の声」を歌っています。その時の、場内の熱狂はこの世の世界ではありません。彼女はオッフェンバックが得意ですが、旦那と一緒にやった「天国と地獄」はクラシックの一つの頂点です。小柄でいながら強靭な声帯を感じさせるのは同時代に生きた喜びをつくづくく感じます。DVDでもっているエバ・メイとくらべると、処女と油の乗った貴婦人の差を感じさせる演技がデセイにはありました。

このオペラでは夢遊病という奇妙な病気が存在することを利用して、その性質が男女の関係を複雑なものとする
面白さが主題です。終末に近づくにつれ、複雑なものになっていく。入りはショパンを思わせる美しいものだった音楽が、終末では暗く、切羽詰まった響きが多くなるのも当然です。殊にパリのパスチューユオペラでのこの公演では最後にデセイが感極まって流れ出す歌が出てくるのは、作者は予想しなかったかもしれません。余興でしよう。デセイはなかなかの役者だと私は思ったことです。
「オペラ・ハンドブック」(新書館)に「彼女のメト出演のキャンセルで他のスター出演も消え、公演中止という事態が発生したという逸話が紹介されていましたが」、デセイは余じんをもって変え難いスターです。

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