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zoom RSS ワーグナー8「ローエングリン」

<<   作成日時 : 2017/12/05 07:16  

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ローエングリン
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「パリシファル」よりづっと前の作品だが、1846−8年頃、ワグナーはこれを書いていますが、このなかに、主役主役の一人ローエングリンがパルシファルの息子として登場します。「パルシファル」を書いたのは1877−82年ですから、30年も後です。オペラでの役割は全く違い、ローエングリンに宗教的役割はありませんが、モンサルヴァトル城からきた聖杯の騎士であるのは「パルシファル」と同じです。ワーグナーに聖杯伝説への傾倒が30年前からあったのは否定出来ません。
ローエングリンは現実のドイツ国の出来事ですが、彼が架
空の国の聖杯城モンサルヴァ―トルから降りてきて、遭遇した事件が物語「ローエングリーン」の骨格をなしています。登場人物がパルシファルより人間臭いのも確かです。第一エルザ姫が人間的弱さを表し、タンホイザーの姓名を聞く欲望に耐えられないのが話の筋で、彼女の敵役のオルトルートの行動も極めて人間臭いのもワグナーには珍しい人物描写となっています。

話は前大公の死で残された二人の子で、姉エルザが弟ゴットフリートを殺したという噂はなしからはじまります。姉の結婚相手の選択が話の中心ですが、姉の夢見る性格が彼女の夢で出会った騎士の存在の有無で混乱し、架空と思われた騎士とテラムントの決闘で成否をきめることになるがテラムントの相手として彼女は夢で出会った騎士を選ぶが、軍令使の、2度の呼びかけでも登場せず、3度目に騎士は白鳥に乗って登場し、敵テラムントと戦い、姫の冤罪をはらします。そして二人は結婚する。白鳥の騎士は名を知らさないという条件だったが、姫との結婚での執拗な姫の要求で、騎士は本名を明らかにし、聖杯の国に帰って行く.代わりに弟を地上に呼び戻す。姉の殺害が虚構だという事実を証明して。

この若干おとぎ話的なストーリーではありますが、人間の性格は実在するものなので、話が実在の物語に聞こえ、大変魅力的なオペラになっています。私はワグナーのオペラでは最も好きです。音楽も前奏曲に始まって魅力的なアリアも多く、聞きやすいものとなっています。

ケント・ナガノ指揮バーデン・オペラはレーンホフの近代的演出が魅力的で、10年前のウイーンオペラでのアバド指揮のと変わらない面白いものになっています。コンビチニの演出の教室を主舞台とした珍妙なDVDももっていますが、愛聴盤とは言えません。これはCD版もあり、ボストン響がやっていますが、不思議なことに、DVDよりずっとオペラチックです。時代の違いとみると興味があります。

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